良い環境or悪い環境?!
相変わらず仕事と家事以外の時間は全て読書している日々が続いておりますが(笑)、最近読んだ本の中でとってもいい言葉があったので皆さんにもお伝えいたしますね。(というか、自分がすごくいいと思うとどうしても人にも伝えたくなる性分なもので(苦笑))
「随所において主たらしめば、立所ことごとくこれ真なり」
って、読んでも???で何のことやらわからないと思いますが、わからなくて当然です(笑)。これは臨済宗の祖・臨済禅師の言葉ですから現代語ではありませんので。。簡単に言うと、随所において自分が主体となって、環境に影響されず、かえって環境に影響を与えるようになれば、そこに真がある。つまりどんなに苦しくても悲しくても、人間関係などの環境に影響されず、逆に環境に影響を与えるような自分となれば、そこに本来の自分がいて、何の迷いも惑いもない、真実の自己実現ができているということらしいです。何だかこうかくととんでもなくスゴイことのように思えますが、ストレスのたまりやすい人っていうのは、どうしても周囲や外界からの影響を受けやすい人が多いのですよね。そういう渦中にいると、まず先に嫌な上司や同僚や仕事etcなど外側に目を向けて、自分自身の内面に目を向けるのは後回しになってしまいます。また、「地獄極楽は胸三寸なり」という言葉もあるとおり、良い環境、悪い環境というのは自分の主観次第でどうにでもなるものセし、客観的には環境に恵まれていても、不満ばかりいう人もいるし、恵まれなくても満足している人もいるということです。つまり良い環境、悪い環境というのは全ては本人の意思ととらえ方にかかっているということですね。そういった意味でも、常に自分自身を満足させ、充実させることが全ての土台となっているわけですから、裏を返せば、それさえしっかりしていれば逆に周囲のことは気にならなくなるということではないでしょうか。