植物の魂との向き合い方

2014年1月10日

2014年は地上の神聖植物復活にも力を入れていく予定です。
特に、大麻に関しては、”日本の大麻文化はかなり絶滅的な状況である”ということを、もっとしっかりと認知させていきたいところです。
ほとんどの人が、ヘンプと大麻の違いもよくわかっていない状況ですから、海外の大麻と国産の大麻からとれる精麻や、そこから加工していく糸の質まで、たどっていくと、やはり製品化したあとの、クオリティの違いは歴然としています。
やはり、海外のやり方は全体的におおざっぱであり、日本の伝統文化は、とても緻密で高性能なことが、実物を見てみると、よくわかります。
ですが、実際には、現在、大麻もヘンプもごちゃまぜに考えられており、また、海外で、どんどん許認可が降りているから、国内も大丈夫、という考え方はまだ甘いようです。
国内でも、最近は、鳥取や、北海道などで認可は降りていますが、どういう人がとっているかというと、ほとんど麻農業の素人の方が多いようで、免許さえ取れば、簡単に栽培できると思っている人も多いようですが、
これも、実際に少しでも農業に携わったことがある人であればわかるように、自然相手の仕事は、そう簡単にできるものではありません。
また、現在、麻農家を専業でしている農家も激減の一途をたどっており、栃木の麻農家(全国産業大麻の97%を占める)で、後継者がいらっしゃるのは、大森さんのおうちのみということです。
なので、一般人が、バブルだ、スピリチュアルだ、と騒いでいる間に、恐ろしい勢いで日本古来の麻文化は失われていたわけです。
また、最近では、大麻はフリーエネルギーにもなりえるといって、先進的な技術ばかりに目を向けてしまいがちですが、もちろん、それも重要ですが、失われていく伝統文化にも同じくらい目を向けても良いのではないでしょうか?
人間の特性として、目新しいものに食いつく、という習性があるので、致し方ないのかもしれませんが、やはり縄文時代から連綿と続いてきた、日本古来の麻文化も、何とか後世に引き継いでいきたいものです。
特に、麻糸産みには、フリーエネルギーのような華やかさは一切なく、至って地味な手仕事ですが、それでも、一度身につければ一生ものの技術となりますし、戦前は、盲目の方なども携わっていた仕事でしたので、年齢、学歴問わずできる仕事ですので、こうした日の当たらない分野にこそ、どんどん光を入れていきたいですね!
また、今年は、後世に残すためのテキストを発行する予定。
内容は、大麻博物館の館長が10年以上かけて、実際に現地に出向いて調査し、しっかりと裏付けをとり、実証できる内容を後世に残す、ひとつの歴史書、のような位置づけになればと思っています。
もともと、館長が、自分がいなくなった後に、何か書物として残しておくための記録が、たまたま2012年から始めた「麻糸産み後継者養成講座」のテキストとして使用されています。
ですが、麻は本当に多角的な要素を持つ植物であり、その歴史も魑魅魍魎で、ほとんどその真実が語られていないのが現実です。
ほとんどの人が、誰かから聞いたことをなんとなく受け売りで伝聞しているのが事実であり、その内容は、真実ではありません。
なので、館長のお話は、もしかしたら一般的に広く知られているストーリーとは、異なるように感じるかもしれませんが、博物館を名乗っていますので、すべてエビデンスがある情報となっています。
ただ、伝統文化の継承は、テキスト読めば誰でもすぐできる、という簡単なものではなく、少なくとも、麻糸産みに関しては、”実際に手を動かす”ということが大変重要になってきます。
ですが、現代人の特徴は、”情報を知れば、なんとなくできたような気がする”人が多いので、それが、”免許さえとれば、あとはどうにかなる”という幻想につながっているようです。
もちろん、免許も重要ですが、もっと重要なのは、大麻という植物の意識とどれだけ繋がれるか、ということです。
”植物は、人間をみていますし、人間を選んでいます。”
しかも大麻は、扱う人の魂の光と闇を、如実に表わしてしまうため、「大麻を利用して大儲けしよう」とか、「大麻を独占して有名になろう」なんていう気持ちをもったものなら、恐ろしい勢いで失脚していきます(苦笑)。
そういう意味では、とても人間に近い意識を持った進化した植物であり、こちらの度胸も試される植物です。
ですが、こちらが愛をもって宇宙と調和し、大麻の魂を尊重すれば、とても素晴らしいご縁や効果を発揮してくれます。
もちろん、こんなことを書いている私も、日々、大麻と向き合い、試されているわけで、そういう意味では、魂レベルの自分試し、としては、恰好のツールなのかもしれません。
ただ、幸いにして、「麻糸産み後継者養成講座」は安定して広まりつつあり、今年は、インストラクター養成や、後世に残る歴史的テキスト発行までは、何とか実現できそうなので、今のところは、麻の神様からは、及第点はいただいているようです(笑)。
これだけ人類を振り回す「大麻」という魔性の植物は、光と闇のコントラストがはっきりしていて、自分の魂をそのまま映し出す鏡のような植物なのかもしれません。
そこに多くの人たちが魅了されるのかもしれませんね。
<第16期麻糸産み後継者養成講座 受付中>
http://www.salon-angeli.com/archives/28.html

フォロー

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。