制作期間4年!映画「麻てらす~岩戸開き物語」”希望と絶望の狭間”での上映スタート

2017年7月9日

今月より私が5年以上関わってきた「日本古来の大麻文化継承活動」が、
映画化され、一昨日より「麻てらす~よりひめ岩戸開き物語」が上映開始しましたので、久しぶりに「大麻特集」にしてみたいと思います。
・・こう書くと、「ええ?!あの危険なドラックの大麻なんでしょ?!」と誤解を招く方もいるかもしれませんが、そうではありません。日本の伝統文化存続の危機に関する重要な内容なので、どうか、最後まで読んでみて下さい。
そして、地上で、もっともスピリチュアルな植物でもあります(・・・だからこそ、封印され続けているともいえます)。
私が本格的に「日本古来の大麻」と関わりを持ち始めたのは、2012年7月のことでした。
日本古来の大麻の糸績み文化が、絶滅寸前!という話を聞いて、「何もしない」という選択肢もありましたが、どうしても、それを聞き流すことが出来ず、いてもたってもいられなくなり、「麻糸産み後継者養成講座」をスタートすることにしました!
そしたら、募集開始後から、全国から、今まで、約1000人以上も基礎講座を受講され、現在では、連続39期も開催しつづけるほどの、大人気講座となりました。
これには、私が一番ビックリしたのと同時に、そのウワサを聞きつけて、映画監督の吉岡敏郎氏(以下、監督)が、2013年より、密着取材を始めました。
それが、あれよあれよという間に、映画が1本完成するほどの映像量となり、今回、第1弾として、「麻てらす~よりひめ岩戸開き物語」が完成したということです。
和っぽいタイトルに象徴されているように、この映画では、日本古来の伝統文化的な大麻を用いた神事や民族衣装、お祭り、そして、大麻繊維による糸績みから織り、に至ることだけで100%構成されている純粋なドキュメンタリー映画となっています。
そして、実は、このような映画は、今までありそうで全く存在しませんでした。
おそらく、「大麻」に関する社会全体のタブー感が、この植物の本当の存在意義を隠し続けていたのかもしれません。
なぜ、そこまで、封印され続けてきたかというと、元々、「大麻草」自体は、単なる雑草なのですが、他の雑草と圧倒的に異なるのは、その植物として優れた多種多様性です。
神事をはじめとして、衣食住、医療、などなど、25000種類以上にもわたる効能を携えているわけですから、これに目をつけない人間がいないわけはありません。
ただ、「大麻草」自体は、非常に、人間のエゴによって、使われるのを嫌う植物であるので、
そういう人たちは、逆に「大麻草」に振り回されて自滅していく運命にあります。
なので、「大麻”草”」は、草といっても、実は、かなり人間に近いところまで進化した神聖な植物なのです。
だから、扱う人の心を鏡のように投影しますから、かぎりなく純粋な意識で接しないと、恐ろしいしっぺ返しが待っています。
そういう現実を、この5年間で沢山見てきました。
人間の闇の部分、エゴ、権力、隠ぺい、嘘・・などが、この植物に関わっていると、恐ろしいほど、見せられてしまいます。
まるで、今の地球の縮図のようなドロドロさ・・・。
ですから、正直、この5年間の活動は、「希望」と「絶望」のはざまをいったりきたりでした。
それでも、世界レベルでみると、かなり解禁の流れはきていますが、
肝心の日本はというと・・・・、
免許取得している大麻農家さんは、
30軒台にまでどんどん減っており、後継者もほとんどいないという厳しい現実。
大麻農業に関していえば、「希望レベル」10%にも満たない状況かもしれません。
ここから、巻き返せるか否かは、私たち、一般人の目覚めにかかっています。
さらに追い打ちをかけるように、昨秋からの大麻ネガティブキャンペーンの影響で、今は、大麻農家さんの畑を見学することすら、ままならなくなってしまいました。
そういう意味では、この映画に収められている映像は、奇跡の集大成といっても過言ではありません!
本当に、ギリギリセーフで映像化することができました。
ただ、何も知らない人からすれば、
「別に大麻草がなくなっても困らないんじゃない?!繊維はユニクロあるし(笑)」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、古来から、天皇の大嘗祭のあらたえや、伊勢神宮をはじめとする全国の神社の神事、
巫女さんの髪結い等は、全て、大麻繊維を用いています。
なぜなら、大麻だけが、地上で、唯一、「神の依り代」とされている神聖な植物だから。
ですから、極論すると、大麻がなくなったら、日本に「神は降りなくなる」とうことになります。
そのため、昨年、伊勢神宮が免許申請を試みましたが、三重県から却下され、その理由が、
なんと、、「中国産のヘンプで神事を代用しろ」という意味不明な理由でした。
どうして、日本古来の神事に、中国ヘンプが代わりになるというのでしょうか?!
・・もう、残念ながら、国や厚生労働省は、日本古来の文化を守ろうという姿勢は全くないようです。
ですから、こうして、自主上映スタイルで、真実を草の根的に広げていくしか、
日本古来の大麻文化を守っていくことができません。
そういう意味では、「映像」というのは短時間で真実を知ることができる手っ取り早い良い手段。
100%純粋に日本古来の大麻文化のみを扱った世界で初めての長編映画となります。
一般人では、決してみることのできない貴重な神事や祭殿の映像が盛りだくさんの
あっという間の98分。
映画を観る前と観たあとでは、ガラッと意識が覚醒すること間違いなし。
是非、多くの方に観て頂ければ幸いです!
<公式HP 映画「麻てらす~よりひめ岩戸開き物語~」上映日程は以下のページ>
http://asaterasu.com/
<8月21日は、麻糸基礎講座&上映会がセットになったお得な一日>
監督×館長の映画秘話をめぐるトークショー付
http://www.salon-angeli.com/archives/28.html

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