大麻取締法の本質的な意味

2014年1月20日

「大麻」というと「大麻取締法」をイメージする人が多いと思います。
また、「大麻取締法」のために、大麻栽培が規制されている、というのが一般的な見方ですが、大麻博物館館長の視点によると、真実はさらに奥深く、本当は、戦後すぐに100%大麻栽培が禁止された数か月後、なんとか、当時たくさんいた大麻農家の生計を”守る”ために、制定された法律が、本来の「大麻取締法」の立ち位置だったということです。
ですが、我々の時代になってしまうと、そんな背景があったことは露知らず、どうしても「取締法」という響きのニュアンスだけで、「大麻」=「悪いもの」というイメージを刷り込まれてきたのでした。
ですが、そもそも地球上の自然界に存在している植物を、人間ごときが”取り締まる”という概念がおかしい話であり、本来、自然界は誰のものでもなく、ただそこに”あるもの”です。
それが、大麻を筆頭に、ステビアなど、時の権力者に都合の悪い”植物”は、すべて汚名を着せられ、今まで封印され続けています。
ですが、これだけの情報化社会に突入したのですから、そろそろいい加減に「大麻=危険な植物」、「ステビア=危険な人工甘味料」という短絡的な思考からは、脱却すべき時期にきているのではないでしょうか。
また、戦後、急激に大麻農家が激減した理由の一つに、これまた「大麻取締法」を理由として挙げられますが、それもイメージ戦略のひとつとしてはあるかもしれませんが、館長が調べたところによると、ほとんどの大麻農家が、専業では生計が成り立たなくなったことが主な要因のようです。(これは、当時の栃木県が廃業理由を調査した結果からも明らかだそう)
なので、仮に、法律が改定されても、結局、新規就農する大麻農家が、今後、生計を成り立たせられるような産業構造をもう一度再構築しなければ、法律だけ改正されても、実態がついていかなくなるでしょう。
(しかも、大麻の農業は世間で言われるほど簡単ではありません。自然相手の仕事ですから、農業の素人がいきなり成功するのは難しいでしょう)
そんなわけで、麻糸産み後継者養成講座で、戦前の女性が誰でもあたりまえにできた糸産み技術を復活させて、法律よりさきに衣食住の当たり前の生活ベースに根付いていけば、おのずと、産業化されていくのではないかと思っています。
なぜなら、それだけ、国産大麻の布の機能が、他の素材に比べてダントツに優れているからです。(残念ながら、その布すら今や絶滅なので、この素晴らしさを肌で知っている人も皆無という状態です)
ヘンプは紡績で作られますが、大麻は、植物が生えている向きにそろえて糸産みしていきますので、その強靭さが異なります。
また、同じ大麻草でも、日本は、古来から神事で使用されていたのが大麻であり、清めと祈祷の象徴として、神の依り代として拝み奉られていたという歴史が、海外のヘンプに対する取り扱う際の意識が異なるということです。
ここが理解できてないと、いまだに、ヘンプと大麻の違いもよくわからず、混同してしまっている人が多いようです。
ですが、もはや日本国内の大麻農家は存続の危機に瀕しています。
やはり、日本人なら、まずは、日本国と大麻の関係性を見直してみるべきではないでしょうか。
3月スタートの17期は、久しぶりに日曜コース開催となりますので、お早めに!
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